板場だより vol.29〈 2015年7月9日 〉
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
7月に入り、おばなでは夏らしい器や食材を使ったお料理をお出ししております。
今回の板場だよりでは、その中の一つである鮎の塩焼きについてお届けいたします。
おばなでは塩焼きに使う鮎を生きたままで仕入れています。
生きたままでないと焼いたときに皮にハリがなく、更に身が割れてしまうからです。
また、味も変わってしまうので、焼く直前まで水槽で生かしておきます。
鮎に串を通したら炭火で焼きます。
焼くときは、尻尾の方だけ少し高さを上げて焼きます。
そうする事により、頭側へと鮎の脂がつたって落ちてゆきます。
つたった脂で頭の部分が素揚げのような状態になり、丸ごと召し上がっていただけるのです。
今回ご紹介した鮎の塩焼きは
なでしこ会席(昼、夜共に7500円・税別)
にて7月の間はお召し上がりいただけます。
なでしこ会席は早めのご予約がおすすめです。
また、ご予約の際に「ブログを見た」とお伝えくださいませ。
みなさまのご来店、心よりお待ちしております。