板場だより vol.26〈 2015年4月4日 〉
いつもお読みいただきありがとうございます。
4月になり、一気に暖かくなりましたね。
おばなの近所でもきれいに咲いた桜が見ごろを迎えております。
さて、今回の板場便りでは、とってもおいしい春の味覚の秘密に迫ってみたいと思います。
写真の山菜は実際に山で採ってきたものです。
では、ふきのとうとつくしについて詳しくご紹介いたします。
~ふきのとう~
ふきのとうは山蕗のつぼみで、雪解けの頃に芽を出すことから「春の使者」とも呼ばれています。
縄文時代から食べられており、平安時代には栽培が始まっていたとも言われています。
ふきのとうにはミネラルやビタミンもたくさん含まれており、栄養もたっぷりです。
また、ふきのとう独特の苦みや香りの成分には、新陳代謝を活発にする働きがあります。
その効果は「冬眠から覚めた熊はふきのとうを最初に食べて体を活発化させる」と言われるほどだそうです。
~つくし~
つくしは「スギナ」という植物の胞子茎です。
名前の由来は、スギナにくっついて出てくることから「付く子」、袴の部分で継いでいるように見えることから「継く子」となった説が有力とされています。
つくしも栄養価が高く、中でもビタミンEの含有量は野菜の中でトップクラスです。
また、カロテンも豊富で、100gあたりに含まれている量がブロッコリーやオクラよりも多いと言われています。
おばなでは今回ご紹介した食材の他にも、春の食材をふんだんに使用したお料理をご用意しております。
皆様のご来店、心よりお待ちしております!